男性育児休暇を推奨!! とニュースをよく耳にしますよね。
けれども「推奨とか本当かよ!!」ってぐらい周りで育休を取得している男性っていなくないですか。
僕は正直に言って、取引先の方で育休を取得した人が1人いるだけです。
そして、その方は2ヶ月育休を取得していました。
皆さん会ったことあります?
「育児休暇を考えたことがある男性」って身近にいます??
「おれ、赤ちゃん生まれたら育児休暇取得しようと思ってるんだよね」っていう男性がいたら、稀有な方ですよ!!!
「どうして育休を考える男性が少ないのか」に対する
僕の回答は「どうして必要なのかを誰も知らないから」だと感じています!!
僕は2020年1月から1年間、育児休暇を取得しています!
この経験から男性育休取得に関する心構えを3つ紹介しましょう!!
記事を読んでいただければ、育児休暇を考えている方の後押しとなるはずです!!!
第二子第三子を考えている人
これから妊活を始める人
誰も男性育休に必要な知識を持っていないと知る
ここでいう「誰も」というのはあなたの育休に関わる以下の方々です。
- 本人
- 妻
- 両親
- 会社(人事)
- 上司
日本の男性育休の取得率は、2018年度で6.16%です。
→この6.16%の中に1週間とか3日間の人も含まれています!!
このデータから判断するとパパになるほとんどの人は育休を取っていないことになります!
つまり「パパが育休を取得するとどうなるのか」を周りの人も本人も
知らないということになります。
本人:自身が過去に育休を取得したことがなければ、取得方法を知らない。
妻:自身の産休育休については調べると思いますが、夫の育休のことまでは調べないですよね。むしろ、男性の育児休暇なんて本当に取れるの?と考えている方が多いです。
両親:僕らの親世代で男性育休した人は皆無かもしれません。(制度が整ったのが1992年のため)
会社(人事):会社内で初めての男性育休であれば、過去の実績がありません。申請方法や処理の仕方に加えて、扱いをどうすればいいか戸惑うかもしれません。
上司:人事と同じように初めての男性育休であれば、過去の実績がありません。申請方法や処理の仕方に加えて、扱いをどうすればいいか戸惑うかもしれません。
僕は会社で初めての男性育児休暇を取得する社員でした!
人事からは「ついにそういう時代が来たか」と感想を述べられました。
→どういう意図だったんだ!!
僕のことを一番心配していたのは、両親でしたね。
「子供3人育てるのに働かなくて大丈夫か」という気持ちだったのでしょう。
親世代に男性育休は少し考えにくい選択なのかもしれませんね!!!
→なので親には「そういう時代になったんだよ」って返しておきました!!
ということで、誰のせいでもないんです。
まずは男性育休に理解がある社会には、なっていないという現状を把握しましょう!!
それから、育休に関する情報を自分で調べる。
自分の育休に関わる人へ自分で情報を伝えましょう!
自分に男性育休が必要かどうかを知る
まずは、自分に育児休暇が必要かどうかを考えてみましょう。
僕は決してすべての男性に育休取得が必要とは思っていないです。
だからこそ「パパ、育児休暇取得してくれる?」と伝えるママも少ないのではないでしょうか。
しかし、産前産後のスケジュールを書き出してみて、ママのみでイケんのかどうか考える必要があります!
イケないのであれば、男性育休という方法を選択肢に加えることは強く薦めます!!
正直にいって、僕の第一子第二子の時は里帰り出産だったので育児休暇なんて考えもしませんでした。
女房から育休取ってほしいという言葉を聞いたこともありませんでした。
それよりも「もっと仕事頑張らなきゃ」という思考の方が強かったです。
もちろん、子供が生まれて仕事の原動力になったのは確かですが。
産前産後のスケジュールを考えてみる
育休が必要かどうかを検討するために、家族構成と産前産後のスケジュールを考えてみよう!
なぜなら、どんなに頑張ってもあがいても男性からおっぱいが出ないので、できる限り赤ちゃんとママが安心でいられるような環境を作ってあげたいですよね。
実際に、赤ちゃんの育て方として母乳によって育てることを推奨しています。
→もちろん、ミルクという選択肢もありますが!
それぐらい母乳が大事なんだなということがわかります。
家族構成
- 女房の実家に住んでいる(両親健在)ならば・・
- 旦那の実家に住んでいる(両親健在)ならば・・
- 里帰り出産(1ヶ月検診を終えて帰ってくる)ならば・・
- 退院したら自宅で育てる(両親なし・初産)ならば・・
- 退院したら自宅で育てる(両親なし・兄弟に幼稚園生がいる)ならば・・
ワンオペでは物理的にできないことってありますよね。
例えば、兄弟に幼稚園生がいて新生児を自宅で育てる場合です。
幼稚園生の送り迎えは親が付き添いますよね!
新生児は外出を避けて家で過ごすことが基本です!!
家に新生児だけを置いていくわけにはいきません。
となると新生児は家でママがみて、幼稚園生のお迎えはパパが行く。
つまり、物理的にツーオペが必要になります。
朝、パパが子供を幼稚園に送って、14時30分のお迎えもパパが行くことになります。
ともすると、必然的に最初の1ヶ月間育児休暇が必要だな、と考えがまとまってくるはずです。
仕事はどうする
いくつものタスクを抱えているパパたちの悩みは尽きませんよね。
- 途中で抜けてしまうプロジェクトがいくつかある
- 去年動いていた案件が今年もおそらくやってくる
- 数字を達成しなきゃいけない
- 最近チームがうまく回ってきて状態がよい
- 部下をもっと育てたい
- ここで育休と取ったらキャリアに響くかもしれない
- 戻ってきたら居場所がないかもしれない
って知るかーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなこと知るかー!!!!!!!!!!!!!!!!!
会社のプロジェクトは手放せなくて、子育てプロジェクトには最初から参加しないつもりかい?
- ミルクをあげなきゃ死んじゃうし!
- おむつを変えなきゃ汚いし!!
- お風呂に入れなきゃ痒がるし!!!
- 寝かしつけなきゃ自分が寝れない!!!!
- ここで育休取らなかったら、家庭内での居場所ないかもよ!!!!!
って誰かがひどいことを言ってくるかもしれません。
→僕は言いませんよ
僕は育休取得者としてパパの悩みがとてもよくわかります!
実際に、僕もずっと考えていました。
自分がいなくなったらこの仕事を誰かがやってくれるのだろうか。
戻ってきた自分に仕事はあるのだろうか。
心配ですよね。気持ちが本当によくわかります!
けれども、仕事のことならきっと大丈夫ですよ。
なぜなら、あなたは今まで散々見てきたはずです。
転職が決まって別の会社へ移った送別会の主役たちを。
→誰かが仕事を引き継いでいましたよね
自分より年上の人が未経験で転職してきたことも。
→このおっさんにも仕事を振り分けてましたよね
けれども心配であることには変わりありません!
心配だからこそ準備をしっかりすることが大切です!!
- 途中で抜けてしまうプロジェクトのゴールと手順を明確にする
- 去年動いていた案件を整理して担当者に繋げる
- 数字達成のためにより細かな引継をする
- チームメンバーに自分の状況をシェアする
- 思い切って部下に任せる
引継を細かく丁寧に進めることによって、きっと戻ってきたときの自分によい形で返ってくるはずです。
会社の中で、男性育休の先駆者であれば部下たちはきっと応援してくれますよ。
もしかしたら、いつか未来の部下にもそういう日が来るかもと考えるから開拓してくれることがとても嬉しいはずです。
仕事も部下を信頼して任せれば、自分が指導していた時よりも責任感が生じてよい機会になるかもしれません。
人生は長いです。もしかしたら、70歳まで働く可能性だってあります!!
ここでたった数ヶ月休んだとしても問題ありません!!!
男性育休の伝え方を知る
育児休暇を取得することを決めましたか?
決めたらあとは会社に伝えるだけです!
だって育児休暇は国が推奨していて、法律でも認められているものですから。
しかし、いつどのタイミングで言うのか何を伝えるべきなのか、は少し考える必要があると僕は思います。
タイミングは安定期に入ってから伝える
僕の個人的な見解としては、女房と相談の上、安定期(5ヶ月〜6ヶ月)に入ったら報告しましょう。
もちろん、直属の上司に時間を取ってもらいます。
- 妻が妊娠したこと
- 出産予定日
- 育児休暇取得を考えていること
- 復帰時期
しっかりと伝えましょう!
もちろん、上司だってびっくりして思わず変なことを口走るかもしれません!!
けれども、それは上司も動揺していると受け止めてください!!!
だって、この国ではまだまだ男性育休が当たり前ではないのですから。
僕が最初に上司に伝えた時の返答は、「時短という方法もあるんじゃないか」でした。
仕事を離れてしまうことで仕事の嗅覚みたいなものが失われるんじゃないかということを気遣ってくれてのことでした。
最初の話し合いで「はい、そうですか」とはならず、後日もう一度話をしようということになりました。
けれども、僕のやりたいことは育児休暇を取得しないとできないことであったので、次の時も同じように育児休暇を1年間取得したいと伝えました。
さすがにその時はそこまで言うならと受け入れてくれました。
伝えるタイミングは人それぞれかと思いますが、僕は業務のこともあるので安定期に入ったら上司と同じチームの方へは伝えておくべきと考えます。
※女性はさらにそれぞれですよね。3ヶ月ぐらいが会社に伝える目安でしょうか。職種によっては心拍確認できたらすぐ会社に報告など様々かと思われます。
赤ちゃんができていない時にもできること
もしかしたら、これから計画する人もいるかもしれないし、まだ結婚したばかりという方もいるかもしれません。
そんな人は上司や先輩との普段の会話から、男性育休の話を盛り込んでみましょう。
その時に育休に興味があることを伝えておきます。
思い切って「もし、僕に子供ができたら育児休暇を取ってみたいと思ってます!」と伝えるのも良いです。
まだ子供が出来ていないのであれば「いいじゃん!男性育休!流行っているし!」とか適当な返事が返ってくるはずです。
でもこうしておけば、実際に子供が出来て育休の話をした時に「そういえば前から、育休の話してたよな」という流れを作りやすくなります。
まとめ:経験者が語る男性育休取得のための心構え3つ
男性育休取得に向けての心構えを3つ紹介しました。
以下まとめになります。
- 誰も男性育休に必要な知識を持っていないと知る
- 自分に男性育休が必要かどうかを知る
- 男性育休の伝え方を知る
とにかく、育児休暇取得が必要かどうかを考えてみましょう。
第1子の時は育休が必要がどうか想像しづらいかと思いますが、それであればとりあえず3ヶ月取ってみたらどうでしょうか。
なぜ「とりあえず3ヶ月」かと言うと、0ヶ月から3ヶ月までが大変です!
初産であればママもとっても助かるはずです!!
さらに赤ちゃんの0ヶ月から3ヶ月の間の変化がめちゃくちゃ大きいです!!!
4ヶ月目から8ヶ月ぐらいまではそんな変化ないです(超個人的見解!!)
逆に思い切って僕のように1年間もよいと思います!
「0歳から1歳をみておけば良かった!」と後悔しても時は戻せないですよ!!
最後にもう一度仕事の話を
けれども、仕事がキャリアが、、って心配ですよね。
さらには、あなたはこう思い込んでいるかもしれません!
「今動いているこの仕事は、自分にしかできない仕事なんだ!」って。
その通りだと思います!
でもそれ以上に、あなたの赤ちゃんを育てるほうがあなたにしかできない仕事だと僕は思いますよ!!
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