海外旅行保険付帯クレジットカードについてまとめています。
海外旅行に行く時に、旅行保険って気にしていますか。
クレジットカードを持っていれば、「海外旅行保険が自動的についてくる」ということは徐々に認知されてきています。
しかし、クレジットカード付帯の海外保険は、本人だけが対象かもしれません。
家族で海外旅行に出かけるのであれば、家族特約があるクレジットカードを持つべきです。
海外旅行保険で重要視すべき項目
- 家族にも適用される
- 治療・救護費用
- 賠償責任
- 携行品被害
保険会社が提供する海外旅行保険に入っても、同じように補償されます。
しかし、家族の人数が増えるほど、かかる保険料が高くなっていきます。
クレジットカードの家族特約は、1枚持っていれば全員が補償の対象となるため、費用を抑えることができるかもしれません。
この記事では、海外旅行保険において家族特約のあるクレジットカードについてまとめています。
家族で海外旅行を検討している人
結論からいうと、年会費無料のものだけでは不十分です。
クレジットカード付帯の家族特約ありの海外旅行保険を望むのあれば、年会費のかかるものも検討しましょう。
海外旅行保険付帯クレジットカードまとめ!おすすめ・家族特約・年会費
我が家が、育休中に海外移住した際に、利用していたクレジットカード一覧をまとめています。
条件 | クレジット カード | 年会費 | 治療 救護 | 賠償金 | 携行品 |
自動 | プラスハッピーUC | 無料 | 150万 ※100万 | 2000万 ※1000万 | 20万 |
自動 | UCSカード | ◎1,100円 | 100万 | 2000万 | 20万 |
自動 | Cedynaゴールド | 6,600円 | 300万 ※200万 | 5000万 ※2000万 | 50万 |
自動 | 三井住友VISAゴールド | 11,000円 初年度無料 | 300万 ※200万 | 5000万 ※2000万 | 50万 |
自動 | AMERICAN EXPRESSゴールド | 31,900円 | 200万 | 4000万 | 50万 |
利用 | TRUST CLUBプラチナ | 38,500円 | 500万 | 5000万 | 100万 |
利用 | ANA AMERICAN EXPRESS | 7,700円 | 100万 | 3000万 | 30万 |
※家族特約に適用される補償金額
◎UCSカードの作成無料ですが、「旅とくプラス(1,100円)」に加入が必要
ここでは、「治療・救護の補償額300万円」以上になるように、持つべきクレジットカードについてまとめています。
なぜなら、医療費が最も高いアメリカで、盲腸や骨折した時の費用が300万円程度かかると言われているためです。
「プラスハッピーUCカード」は必ず作ろう!
プラスハッピーUCは、無料で自分と子供の海外旅行保険が付帯しています。
治療・救護の補償額が100万円しかありませんが、他のカードと組み合わせれば、合計額で必要な金額まで賄うことができるはずです。
注意点は、家族ではないため子供は補償範囲内ですが、配偶者が含まれていません。
無料ですから、夫婦2人でそれぞれカードを保有するようにしましょう。
プラスハッピーUCだけでは補償額が不安!
プラスハッピーUCだけでは、治療・救護の補償額が100万円です。
少なくとも補償額300万円は欲しいので、他のカードも保持して補いましょう。
この後に紹介する4つのカードと組み合わせれば、本人も家族も「治療・救護の補償額300万円」以上を賄うことができます。
- 「UCSカード」
旅行保険年会費1,100円※カード自体は無料で発行可 - 「Cedynaゴールド」
年会費6,600円 - 「三井住友VISAゴールド」
年会費11,000円※初年度無料 - 「AMERICAN EXPRESSゴールド」
年会費31,900円
「UCSカード」も保持しておくべきカード
UCSカードは、カード自体は無料で発行できますが、海外旅行保険を有効にするには年会費がかかります。
治療・救護の補償額が100万円なので、プラスハッピーUCと似ていますね。
こちらも単体では、「治療・救護の補償額300万円」には不足していますが、他のカードを組み合わせて持っておくことをおすすめします。
年会費1,100円で、この補償内容が何度でも受けられるのはお得です。
プラスハッピーUCとUCSカードともう1枚
プラスハッピーUCとUCSカードを組み合わせれば、治療・救護の補償額が200万円です。
さらに、クレジットカードを1枚組み合わせれば、治療・救護の補償額300万円を超えることができます。
UCSカードはいらないんじゃない? 答えはNO!
プラスハッピーUCと他のクレジットカードを組み合わせれば、「治療・救護の補償額300万円」を超えるから、UCSカードはいらないのでは? と感じるかもしれません。
年会費1,100円を払う余裕がない、ということであれば、プラスハッピーUCと治療・救護の補償額200万円以上のクレジットカードのみでよいかもしれません。
しかし、年会費1,100円で、治療・救護の補償額をプラス100万円できると思えば、かなりお得です。
付帯のみで海外旅行保険を賄いたいと考えているのであれば、UCSカードは持っておいた方がよいです。
「Cedynaゴールドカード」は安価で補償もしっかり
Cedynaゴールドは、治療・救護の補償額が200万円以上の家族特約がついてるクレジットカードの中で、最も年会費が安いカードです。
プラスハッピーUCとUSCカードと組み合わせれば、補償額は400万円
先に紹介した、プラスハッピーUCとUCSカードとCedynaゴールドを組み合わせれば、年会費7,700円で治療・救護の補償額400万円を賄うことができます。
これは、1回の旅行だけでなく、何度でも補償されます。
事前の連絡も不要ですし、それぞれのクレジットカードで旅行代金を支払う必要もありません。
さらに、旅行中に旅行期間が長くなったとしても、自動で90日まで補償されます。
「三井住友VISAゴールド」なら初年度無料
三井住友VISAゴールドなら初年度の年会費が無料で、保持することができます。
保証内容は、Cedynaゴールドとほぼ同じで、治療・救護の補償額が200万円で家族特約がついています。
初年度と2年目だけ使用するということであれば、Cedynaゴールドよりも三井住友VISAゴールドの方が年会費が安く利用することができます。
タッチレスクレジットカードは、世界のスタンダード
最近では、Suicaのようにクレジットカードもタッチレス決済することが増えてきています。
特に、海外ではクレジットカードをスワイプしたりせず、ほとんどのお店の端末がタッチレスに対応しています。
三井住友VISAでは、いち早くタッチレスカードへの対応を始めているので、かなりスマートな会計を行うことができます。
長期滞在なら「AMERICAN EXPRESSゴールド」も保持
AMERICAN EXPRESSゴールドは、年会費が31,900円とかなり高額です。
保証内容は、Cedynaゴールドや三井住友VISAゴールドと似ており、治療・救護の補償額が200万円で家族特約がついています。
これまで紹介したクレジットカードを保持しつつ、さらに補償を手厚くしておきたい、という場合は保持しておいた方がよいです。
「AMERICAN EXPRESSゴールド」を保持する決め手は保険会社の見積書と比較
それでは、補償を手厚くしておきたい、と考える決め手はなんでしょうか。
保険会社が用意している海外旅行保険を見てみると、「治療・救護の補償額1000万円」で設定されている場合が多いです。
つまり、保険会社としては海外旅行保険の補償額は少なくとも1000万円あったほうがいいと考えている、と判断できますね。
確かに、何かあった時のために補償額が多いに越したことはないです。
しかし、補償を手厚くすると保険料が上がってしまうので、実際に、保険会社が提供する保険料とクレジットカードの年会費の合計額を比較してみました。
AMERICAN EXPRESSゴールドを含めて、ここまで紹介したクレジットカードをすべて保持した場合の初年度の金額は、39,600円ですね。
条件 | クレジットカード | 年会費 | 治療・救護 |
自動 | 39,600円 (三井住友VISAゴールドは初年度無料) | 1050万 ※800万 |
※家族特約に適用される補償金額
参考までに、ソニー損保社のインターネット見積と比較してみます。
治療・救護が1000万という条件で、5人家族想定で見積をすると12日間の滞在で、ほぼ同額になります。
上記の条件であれば、12日間以上滞在するのであれば、クレジットカード付帯の方が安く保険を持てることになります。
金額だけじゃないクレジットカード付帯保険のメリット
保険会社の海外旅行保険ではなく、クレジットカードの付帯保険を利用するメリットは、金額だけではありません。
補償期間は90日間有効ですし、海外旅行であれば何度でも適用されます。
もちろん、海外旅行に行く頻度は人それぞれかもしれませんが、1度きりの旅行でもお得に利用することができます。
クレジットカード付帯保険は、90日間有効
紹介したクレジットカード付帯の海外旅行保険は、出発した日から90日間です。
保険会社の海外旅行保険と違って、旅行期間によって金額は変動しません。
短期でも長期でも旅行期間に関わらず、保持しておいた方がよいです。
海外旅行であれば、何度でも自動付帯
もちろん、1回だけの海外旅行で有効というわけではありません。
日本に帰国して、また新たな旅行先に移動すれば、そこから90日間有効になります。
利用付帯のクレジットカードの活用方法
クレジットカード付帯の海外旅行保険には、「利用付帯」が条件のものがあります。
利用付帯家族特約付きクレジットカード
旅行に関わる金額を、そのクレジットカードで支払うことで、海外旅行保険が有効になります。
ややこしいなと思うのですが、90日を超える旅行ではとても有能に働きます。
自動付帯の期限が切れたら利用付帯に切り替える
自動付帯のクレジットカード海外旅行保険は、90日間有効です。
すでに海外にいるのであれば、利用付帯のクレジットカードで旅行に関わる金額を支払った日から90日間有効になります。
そのため、自動付帯と利用付帯とうまくつなぎ合わせれば、180日間クレジットカード付帯の海外旅行保険を有効にすることができます。
TRUSTCLUBプラチナカードは、治療・救護補償が500万
TRUST CLUBプラチナカードは、利用付帯であり、家族特約もついています。
さらに、治療・救護の補償額500万であるため、これ1枚で盲腸や骨折などの費用はカバーできる可能性が高いです。
年会費自体は、38,500円と割高ですが、保険会社へ保険料を支払うことに比べたら、それほどではありません。
TRUSTCLUBプラチナカードの利用付帯を有効にする方法は時刻表のある公共交通機関の切符かタクシーでOK
TRUST CLUBプラチナカードを利用付帯を有効にするには、時刻表のある公共交通機関の切符かタクシー利用で問題ありません。
乗車した日時を証明できるように切符を手元に残しておきましょう。
タクシーであれば、念のためレシートや車両ナンバーを控えておきましょう。
どちらの場合でも、家族全員が乗車したことが条件になるので、別行動ではない日の利用をおすすめします。
TRUSTCLUBプラチナカードの利用付帯を有効にする方法でUBERはNG
タクシーはOKですが、UBERはNGです。
海外では、タクシー会社で車を手配するよりも、UBERで車の手配することが主流になってきています。
しかし、TRUST CLUBプラチナカードはUBERでの利用付帯有効を認めていません。
必ず、タクシー会社のタクシーに乗って、利用付帯を有効にしましょう。
余談ですが、UBERはチャイルドシートがなければ、乳児や幼児を乗せることができません。
タクシーは、チャイルドシートなしでも客を乗せることができるので、問題ありません。
ANA AMERICANEXPRESSで補償額を傘増し
ANA AMERICAN EXPRESSも、利用付帯であり、家族特約もついています。
年会費は7700円とそこまで高くはないですが、治療・救護の補償額が100万円なので、単体では不安です。
しかし、TRUST CLUBプラチナカードと組み合わせれば、治療・救護の補償額が600万円になるため、合わせて保持することがおすすめです。
ANA AMERICANEXPRESSの利用付帯を有効にする方法でタクシーはNG
ANA AMERICAN EXPRESSの利用付帯を有効にする方法に、タクシーは含まれていません。
TRUST CLUBプラチナカードは、タクシーOKでしたが、ANA AMERICAN EXPRESSはNGです。
ANA AMERICANEXPRESSの利用付帯を有効にする方法は時刻表のある公共交通機関の切符のみ
ANA AMERICAN EXPRESSの利用付帯を有効にする方法は、時刻表のある公共交通機関の切符を、このクレジットカードで支払うことです。
一番、分かりやすいところでは電車やバスの切符の購入ですね。
ちなみに、海外にもSuicaのようなものがありますが、チャージは利用付帯の条件外なので、必ず切符を購入するようにしましょう。
180日を超える旅行はどうする?
それでは180日を超える旅行はどうすればいいのか、という疑問がありますよね。
ここで、大きく活用できるのがTRUST CLUBプラチナカードです。
実は、TRUST CLUBプラチナカードには海外旅行保険プラスというサービスがあります。
このサービスは、海外からでも電話1本で海外旅行保険を追加することができます。
そのため、海外旅行が181日以上になるようであれば、TRUST CLUBプラチナカードの海外旅行保険プラスに連絡をして、滞在期間分の保険に加入することをおすすめします。
181日以降の滞在日数が明確に決められなくても大丈夫
海外旅行保険プラスは、期間の変更は自由にできます。
保険が有効になっている期間であれば、あとから伸ばしたり減らしたりすることができます。
長期滞在となると、何かが起こった時に、急遽帰国しなければならないという事態もありえます。
海外旅行保険プラスであれば、急遽帰国が決まっても期間を減らすことができるので、滞在日数以上に保険料を支払う心配もありません。
海外旅行保険付帯クレジットカードの選び方
海外旅行保険付帯クレジットカードは、家族の人数や保証内容によって選ぶことが大切です。
海外旅行保険で重要視すべき項目
- 家族にも適用される
- 治療・救護費用
- 賠償責任
- 携行品被害
もちろん、期間が短ければ保険会社の海外旅行保険に加入した方が安いので、実際に比べてみましょう。
合わせて期間だけでなく、年間に何回海外旅行に行くかなどの回数を勘案して、適したクレジットカードを保持することが大切です。
まとめ:海外旅行保険付帯クレジットカード!おすすめ・家族特約・年会費
最後にもう一度、一覧表をまとめておきます。
条件 | クレジットカード | 年会費 | 治療・救護 |
自動 | 39,600円 (三井住友VISAゴールドは初年度無料) | 1050万 ※800万 | |
利用 | 46,200円 | 600万 |
※家族特約に適用される補償金額
年会費の合計額でいうと、85,800円で180日間、海外旅行保険を有効にすることができます。
日本に帰国すれば、何度でも有効にすることができます。
おわりに
海外旅行に行くのであれば、必ず保険に入りましょう。
しかし、家族が増えると保険料は決して安いものではないです。
クレジットカード付帯の家族特約を利用すれば、安心して海外旅行に出かけることができますね。
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